PhDと工学博士

そういえば昔、恩師がこんな話をしていたのを思い出した。
「工学博士(または博士(工学))は、英語にどう訳すか知っているかい?」
一般には、博士号はPh.D (Philosophy Doctor)を訳すと思っていたんだが、
「Kougaku-Hakushi と訳すのが正しいんだよ」と言っていた。
そのときは、そんなもんなのかなあ、と思っていたが、最近、ちょっとだけその意味がわかってきたような気がする。
つまりただ物を作ったりするskill・技術があるだけだと、PhDではない、ということだ。
ただしそれでも日本だと工学博士(または博士(工学))は取れることが多い。
PhDになるためには、その分野について一家言というか薀蓄を語れなければならない、ということなのかもしれない。最近、そう感じ始めた。